新型ブレイヤの紹介記事の前に、その構築に至った経緯やその間に考えた事をまとめておこうと思います。
ちょっとアプローチは違うけど、いつも参考にさせていただいているともちんさんも似たような記事を上げていらっしゃったので勝手ながら紹介。

「閃光の強さ」  http://wwwwwwwwwwwwwwwww.diarynote.jp/201712161947074004/


今回僕が言及したいのは、タイトルにした通り「重い1枚コンボ」と「軽い2枚コンボ」ではどちらが優れるのか?という問題について。

マナコストが重かろうと、1枚のカードさえ通せば勝ちというのは非常に魅力的です。
例としては、過去に僕のブレイヤにも採用していた《火想者の予見》や《来世の警告》、身内環境だとティシャーナが使ってくる《歯と爪》などですね。《無限への突入》もそう言えるのかな?
これらの共通点はいずれも、
「即死コンボに必要な複数枚のパーツを一気に集める」
というものです。即ち、デッキ内に直接的な勝ち手段が搭載されており、上記のカードはそれらを呼び込む間接的な勝ち手段という事ですね。
これらはいずれも「合計9マナ以上」を確保していないと、(1ターンの内には)成立しないはず。

一方で、僕が「軽い2枚コンボ」と称しているのは以下のようなものです。
 ・閃光+ハルク→固有色にもよりますが、大体がサクリ台と釣り竿を持ってきて墓地と盤面をぐるぐる行き来させる無限コンボ。
 ・生き埋め+リアニメイトスペル→主におにぎりウーズやトリミケ。エンチャントリアニならゴージャーコンボも。
 ・コーの遊牧民+セファリッドの幻術師→1ターン待つ必要はないけど、パーツが2枚必要になったハーミット。大体マニアックで勝つ。
上記コンボはほとんど「合計2~6マナ」で成立します。2枚必要にはなるけどマナコストが軽くなるってイメージですね。


僕が思うに、「重い1枚コンボ」と「軽い2枚コンボ」はどちらも一長一短があり、優劣をつけるのは難しい。
ただこれまでの経験上、「勝利の目標ターン数」によって取捨選択するのが望ましいのではないか…と考えるようになりました。
具体的に言うと、中~長期戦狙いのコントロール寄りなデッキなら前者を、僕が好むような茶系高速コンボデッキの場合は後者を優先するのが得策という事です。
それぞれ理由を列挙していきます。

①茶系高速コンボデッキの場合
 ・アーティファクトでマナ加速する関係上、序盤で手札が枯れる事が多い。
 ・対戦相手が複数いるEDHの特性上、ターンが進むにつれて妨害を受けるリスクが高まる。
 ・コンボ自体を止められるのは勿論、《無のロッド》や《血染めの月》等でマナ基盤自体を拘束される恐れもある。
このような理由から、序盤の少ないマナでも仕掛けていける「軽い2枚コンボ」が優先されるべきだと考えます。

②中~長期戦狙いのコントロール寄りなデッキ
 ・序盤は高速デッキを妨害し、消耗させることに主眼を置くため、タップアウトしてまでマナ加速する必要がない。
 ・マナ基盤として信頼性の高い「土地」を基軸に据えることが多く、その土地は原則1ターンに1枚しかセットできないため、ある程度のターン経過が必要になる。
 ・中~長期戦(具体的には開始5~6ターン目および7ターン目以降)にもつれた場合、1枚1枚のカードパワー(=重さ)がゲームを動かすことが多い。
このような理由から、重かろうとめくり合いを制する「重い1枚コンボ」が優先されるべきだという訳です。


乱雑に書き殴ってしまいましたが、僕はこういった経緯・考え方に基づいて「ハイリスク(=敗北の可能性)・ハイリターン(=高速)」なワールドゴージャーをブレイヤに採用したのでした。
みなさんの様々なご意見を聞きたいので、是非コメントお願いします。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索